青空に広がる満開の桜の写真

餞別(せんべつ)と言うと、お別れの時にお祝いとして渡すものというイメージです。

そして大切な人に贈るもの・・・。

本当に意味や贈るべき出来事はあっているのだろうか?

大切な人に贈るものだからこそ、失礼な間違いがあってはダメですよね。

そんな訳で、今回は餞別の意味をあらためて調べてみました。

そしたら、過去に贈った餞別品に、ふさわしくないと言われる品物を贈っていました!?

餞別としてふさわしくなかった贈り物はド定番の品なので、普段もしかしたらあなたも何も気にすることなく贈っているかも。

餞別品のNG、知っておいて損はないですよ。

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餞別(せんべつ)の意味

ナナナナ

今度わたしの働く部署に新しく配属される人がくるらしいの。

それも年上で噂によると仕事に厳しい人らしいのよ。

失礼のないように餞別を用意しないとね。

コタロウコタロウ

餞別って、来る人にも贈るものだったかな・・・。去る人に贈るものだったと思うんだけど?

餞別(せんべつ)の意味は、あなたがお世話になった方が旅立つときに、今までの感謝の意味と前途を祈る気持ちを込めて贈る金品のことを言います。

現在の餞別は引越しや異動、転勤、退職する人へ贈られますが、かつては旅の安全を祈願して、餞別と土産はセットで旅の習俗として欠かせない習慣でした。

昔は、今のように飛行機や新幹線、車といった交通機関が発達していなかったので、遠方への旅行は苦難や困難がつきもので大変でした。

だから旅立つ人のために、盛大に宴を催して詩歌や物品や金銭を贈って旅の安全を祈願したそうです。

雑学博士雑学博士

平安初期の土佐日記に『馬の鼻向け』という言葉が記されているので、餞別は日本では古くから存在していた習慣になります。

餞別は去っていく人に渡すものなので、来る人の歓迎では使ってはいけない言葉です。

ナナナナ

餞別は来る人に使ってはいけない言葉だったとは!?危うく恥をかくところだった。

餞別と土産の習慣

桜壁紙背景のイラスト

馬の鼻向けの由来

馬の鼻向けの由来

餞別の【餞】は『はなむけ』と読み、餞別の文字には“はなむけ”や“別れの宴”という意味があります。

『馬の鼻向け』という言葉が由来になります。

馬の鼻向けは、旅を見送る人の馬の鼻を、旅立つ人が向かう方向に安全を祈って馬の鼻を向けることに由来します。

 

土産の由来

【参考文献】日本風俗史事典

土産の由来

土産は元々は宮笥(みやげ)といい、寺院や神社に参拝した時にお守りやお札といった仏や神にまつわる物品を親しい人や近所の人に分けることに由来します。

室町時代になると伊勢神宮に参拝した際に、日常的な物品である、木綿や小刀、毛抜きなどを分けるようになります。

 

ナナナナ

遠方の寺院や神社の参拝は、旅行費用もかかるため、村落では積立をして村の代表者が参拝したんだって。

雑学博士雑学博士

その代わりに旅をした村の代表者は、神仏にまつわるお守りやお札や日常品の物品とともに、旅行の道中の土産話を村人に聞かせました。

江戸時代になると土産物屋も登場し、神社参りに土産の習慣が定着するようになっていきました。

コタロウコタロウ

普段耳にすることのない異国の地の話に目を輝かせて聞き入る村民の姿と、鼻高だかに旅の土産話をする村の代表者の姿が目に浮かぶね。

餞別を用意するシチュエーション

  1. 転居(引越し)
  2. 異動や転勤
  3. 定年退職や退職後の独立・起業
  4. 遠方への旅行や海外旅行
  5. 留学
雑学博士雑学博士

餞別を贈る必要があるか?ないか?の判断は『遠方』がキーワードです。

あなたがお世話になった方が遠方に旅立つ際に、「感謝」と「前途を祈る」気持ちを込めて贈るのが餞別です。

また今後において簡単に会えないこともポイントになるでしょう。

お世話になっている方が国内旅行に行きます。餞別は必要ですか?
数日間や数週間程度の国内旅行なら、餞別は必要ないと思います。旅行で餞別を贈るケースは、お世話になっている方の中でも懇意な相手の海外旅行が一般的です。

ただし、子どもの修学旅行ではお小遣いの含みで、餞別を贈ることがあります。

数ヶ月の海外赴任に餞別は必要ですか?
海外赴任が珍しくない時代ですので、餞別を渡さないケースも増えてきました。

参考に海外赴任での餞別を渡たすケースは以下が多いようです。

  • 数ヶ月以上の長期海外赴任
  • 危険な地域や任務の海外赴任
  • 通信が困難な地域への海外赴任
  • 社運がかかるなど重要な責務の海外赴任

おさえておきたい餞別のマナー

あなたより目上の人に対して、個人の名前(部署名はOK)で餞別を贈るのは失礼にあたります。

個人で贈る場合の表書きはお餞別ではなく、「おはなむけ」を使います。

雑学博士雑学博士

「御祝」や「御礼」など目的に合うものを贈る場合は餞別は省略しても大丈夫です。

ふさわしくない餞別品

餞別品のイメージイラスト

餞別と言うとお金を渡すメージをする方も多いですが、お金では素っ気ないので品物を贈る人も増えてきました。

餞別として品物を贈ることはマナー違反ではありません。

ただ、餞別品としてふさわしくないものもあります。

まず大前提として餞別品を贈る場合、相手の荷物がかさばらないように配慮する必要があります。

割れ物や大きいものは避けましょう!!

相手に不快な思いをさせないために、ふさわしくない餞別品は何か?この機会におさえておきましょう。

  • ハンカチ

ハンカチは漢字で書くと、「手布(てぎれ)」になり、『縁を切る』を連想させるため餞別品としてはふさわしくない。

ナナナナ

ハンカチと言えば、贈り物の定番ですよね。相手への感謝と前途を祝う餞別が、ハンカチを贈ることで縁を切ることを連想させてしまうなんて。マナーを知らないことは本当怖いですね。

  • 刃物

刃物は切るものですから、「縁を切る」につながり、餞別品としてふさわしくない。

  • くし

くしの“く”が「苦」、くしの“し”が「死」を連想させることから縁起が悪いため、餞別品としてふさわしくない。

  • 文房具やカバン

目上の人に文房具やカバンを贈ると、「勤勉であれ!」というメッセージになり、目上の人への餞別品としてはふさわしくない。

コタロウコタロウ

マジか!!以前上司の人が海外赴任したとき、部署で餞別品としてボールペンを渡していたけど、ふさわしくない餞別品だったんだ・・・。

用意したあいつの意図的なしわざかも。上司の人は気づいていたのかなぁ。

部下からの「勤勉であれ」のメッセージ(苦笑

  • 日本茶

香典返しや弔事によく用いられるため、餞別品としてはふさわしくない。

  • 赤いもの

ライターや灰皿、赤いものは火事を連想させるので、転居の餞別としてふさわしくありません。特に新築祝いは絶対にダメです!

  • 履物・敷物・下着
雑学博士雑学博士

履物や敷物、下着も「下に見てる」という意味にとらえられるので、目上の人には特にふさわしくない餞別品となります。

まとめ

今回は餞別の意味とおさえておきたいマナーを調査してみました。

お世話になった方の旅立ちに贈るのが餞別です。

つまり去っていく人。

来る人の歓迎には決して使ってはいけない言葉ですよ。

最近ではマナー、マナーとはあまり言われなくなりましたが、餞別に関しては従来のマナーを守った方が無難ですね。

ハンカチが餞別品としてはふさわしくないって、あなたは知っていましたか?

文房具や履物もふさわしくないと言われていることを知らないと、普通に選んでしまいますよね。

餞別には日頃の感謝の気持ちも含まれるので、失礼のあたらないように餞別品選びをしないといけませんね。

そして相手の前途を祝ってお互いに気持ちよく送り出してあげたいものです。

今度、贈る機会があったら、あなたはお金or品物どちらにしますか?

お金だとしたら、一体どれくらいが相場なんだろう?

> 行事別の餞別相場!取引先の方へ贈る際は細心の注意が必要な理由

品物だとしたら、周りの人は何を用意するのだろう?

そんな疑問がわいてきたので、引き続き餞別に関して調査を続けます。

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